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川崎河川漁業協同組合 中原地区公式サイト

ニゴイinformation

ニゴイについて



コイ目 Cypriniformes
コイ科 Cyprinidae
カマツカ亜科 Gobioninae
ニゴイ属 Hemibarbus
ニゴイ H. barbus

ヒゲが有るところが鯉に似ているのでニゴイ、鯉をキツネにしたような顔でキツネ鯉とも呼ばれている、
多摩川ではセイゾウ或いはサイゾウとか呼ばれている。
成魚の体色は黒色または黒褐色で、一対のひげを持つなど和名どおりコイに似ているが、
ニゴイは鼻先が前に突き出ていて、口は下向きにつく。体はコイよりも前後に細長い。
背びれが小さくて三角形をしており、尾びれの二又が深い。
日本では本州、四国、九州北部に分布する。このうち中部地方以北の本州と九州北部のものはニゴイで、
本州西部と四国のものはコウライニゴイ H. labeo (Pallas, 1813)とされている。ニゴイは日本の固有種だが、
繁殖期は4〜7月で、降雨の後、河川の中流域で産卵するが、繁殖活動は砂礫底の浅場に数尾が群れて産卵する。
卵は直径3o程の沈性の粘着卵で、受精後3〜4日でふ化し、1年で8〜12p、2年で16〜22p、 3年で20〜30p程に成長する。
幼魚は体側に暗い斑が8〜12個程ほど縦に並んでいるが、成長すると共に斑はなくなる。

近年コウライニゴイも生息することが確認されたがこの種は本来、朝鮮半島から中国、台湾まで分布する種で、人の手により、放たれた物かは不明である。
川の中流や下流、池、湖などの淡水域に生息するが、汽水域にも生息でき、水の汚れにも強い。砂底がある水域を好み、水底近くを泳いでいることが多い。食性は雑食性であるが、肉食性が鯉より強いようである。
産卵期は4月-7月で、直径3mmほどの粘着性の卵を産む。稚魚は体側に黒い斑点が10個前後並んでいるが、成長すると斑点が消える。
ニゴイを目当てに漁獲することは少ないが、マルタの外道で釣れることが多い、その理由はマルタの卵を捕食にくるためであると思われる。小骨が多く食味が悪い。
この両者の外見上の違いとしては、コウライニゴイでは下唇の皮膜が発達していて、
ニゴイと比べると下唇が厚いという特徴がある。
ニゴイは鰓耙数(さいはすう)12〜18、コウライニゴイは鰓耙数19〜25と違っているほか、外見上の違いとしては、
コウライニゴイでは下唇の皮膜が発達していて、ニゴイと比べると下唇が厚いという特徴がある。








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